事業の目的/療育支援
（発達支援）の指針
さざんかキッズは、心身の発達に障害がある、または発達が気になる未就学のこどもたちの通園施設です。（児童発達支援事業）「生活」と「遊び」を基盤に、少人数クラスでの様々な体験、療育を通してこどもの成長発達の可能性を最大限に引き出していきます。また、保護者が楽しんで子育てができるようサポートするとともに、家族が安心して地域生活を送れるよう支援することを目的とします。
神経発達障害や幼児期の成長やコミュニケーションに気になる面がある、または、肢体不自由児、身体の機能の成長に気になる所のある未就学児
障害のある児童の発育支援や療育活動を行います。
1.児童発達支援センターの機能強化等による地域の支援体制の充実
児童発達支援センターとして、身近な地域でニーズに応じた必要な発達支援が受けられる体制整備づくりを進めていきます。
【発達の５領域に向けた療育内容】
健康・生活・給食
・毎日の登園で生活リズムを整え、少人数でのクラス単位での療育活動を行います。同じ場所、同じ手順を用いて、日常生活に必要とする生活習慣（自分の身の回りのことは自分で取り組む意識）への支援をはかります。
・安全な食材、栄養バランス取れた給食を通して、からだづくりだけなく、ゆたかな食生活に広がる楽しい時間となるように支援します。
運動・感覚・情緒
・園庭・屋内（クラス内や遊戯室）あそび、お散歩等、様々なうんどうあそびを通して、楽しくからだを動かし、心身への発達支援をはかります。
・音楽に合わせてからだを動かすことだけなく、楽器にふれる活動を通して、きもちの発散や、音楽を楽しむきもちを促します。
認知・視覚操作・行動
・季節に応じた制作遊び、机上でのねんどあそび、手や指先を使うあそび、屋外でのあそびび等、感覚あそびを通して様々な物事への概念形成や、創作への関心、視覚操作への促しをはかります。
・クラス内では視覚的な働きかけを多用し、理解や認識を深め、お子さん自身で判断して療育活動に参加できるよう行動への促しをはかります。
言語・コミュニケーション
・毎日の中で、保育者や子ども同士での日常的なことばのやりとりを大切にし、ことばの発達とコミュニケーションへの促しをはかります。
人間関係・社会性
・保育者や子ども同士とのより良い人間関係が築けるように支援します。また困った気持ちをそのままにすることなく、意思表明支援につながるように、保育者とのアタッチメントからはじまるプロセス形成を意識した関わり合いを大事にします。
・クラス単位の遊びや活動プログラムを通して、約束ごとや社会性への意識付けを支援します。
3.質の高い療育支援（発達支援）の提供の推進
適切なアセスメントとこどもの特性を踏まえた総合的な支援・専門的な支援や関係機関との連携強化等を進め、個々の特性や 状況に応じた発達支援の提供も目指します。
①総合的な療育支援の推進。
②関係機関との連携の強化を図る。
③学齢期の社会生活等に向けた支援の充実。
4.肢体不自由児へのアプローチ
1.個々の状態把握をし、健康で安全に日中活動に参加できるよう取り組んでいきます。姿勢の保持や四肢の状態によって椅子やマットなど使用し無理のない体勢での療育活動を進めていきます。
2.摂食指導の充実
4種類の形態食を用意し、お子さんの状況に合わせて給食の提供を行ないます。専門の摂食指導の講師を年5回招き、お子さんの食べる状況を見ながらの直接支援と職員向けの研修を開き、摂食・嚥下に関する理解を深め、お子さんの支援にあたります。
3.医療的ケアの充実
常勤看護師を置き、医療的ケアを実施していきます。保護者の要望により、医療的ケアを進めてまいりますが、かかりつけ医との連携を図り、安全に配慮してきます。
一日のスケジュール
| 知的クラス | 内容 |
|---|---|
| 8:30～10:00 | 順次登園 |
| 10:00～11:45 | 午前の活動 おはようタイム（朝の集会） クラス活動 |
| 11:45～13:20 | 給食 歯磨き・着脱衣 自由遊び |
| 13:20～14:30 | 午後の活動 クラス活動 さよならタイム（帰りの集会） |
| 14:30～16:10 | 順次降園 |
| 肢体クラス | 内容 |
|---|---|
| 9:15～9:45 | 順次登園 |
| 9:45～11:30 | 午前の活動 朝の体操 おはようタイム（朝の集会） クラス活動 |
| 11:45～13:20 | 給食 歯磨き・着脱衣 自由遊び |
| 13:20～14:30 | 午後の活動 クラス活動 さよならタイム（帰りの集会） |
| 14:00～14:30 | 順次降園 |
専門職による療育
音楽療法：音楽療法士によるクラス療育 月２～3回程度年間行事
はじめましての会（肢体クラス）・入園進級式（知的クラス）健 康
内科健診（年2回）・歯科健診（年2回）、身体測定送 迎
園より遠隔地にある方のために通園バス等を運行しています。給 食
身体つくりに欠かせない、美味しく栄養バランスのとれた食事を提供致します。「5S」活動の推進（保育者の資質の向上）
5S活動は５S＝整理・整頓・清掃・清潔・習慣。職場環境を整えることは、毎日通園する子どもたちの安心・安全な園生活を支えるためだけでなく、保育者の心理的安全性の保持と療育時間の充実（安心してチームで仕事に取り組む）のためにも有効な手段となります。事故防止の観点を含め、職場環境を整えより効率的な良い療育支援（発達支援）を目指します。保育所等訪問支援事業
地域のお住いの方でこの事業を必要とする児童や保護者に，「センター機能」としての実施を計画します。関係機関（主に幼稚園・保育園・学校・相談支援事業所）にこの事業の趣旨説明の機会を増やしていきます。障害児相談支援事業
「センター機能」の強化として一般相談の充実を図り、療育支援を必要とする子どもに適切な支援が受けられるよう取り組みます。障害児支援計画作成において、中高校生が増えてきますので、高校卒業後の進路を見据え、障害者相談支援事業所との連携をより深めて参ります。中核機能センターとしての取り組み
昨年度より指定を受けた中核的児童発達支援センターとして、「市内児童発達支援事業所連携会議」の開催だけなく、研修や学習会、事業所間の横のつながりの充実に取り組みます。職員について
| 施設長（常勤） | 音楽療法士（常勤・兼務） | 訪問支援員 |
| 児童発達支援管理責任者 | 言語聴覚士（非常勤） | 栄養士 |
| 保育士・児童指導員（非常勤含む） | 公認心理士（非常勤） | 調理士（外部委託） |
| 事務員（非常勤含む） | 理学療法士（非常勤） | 運転手（外部委託） |
| 看護師 | 相談支援員 | 小児科医（嘱託） |
利用するには
船橋市療育支援課が発行する通所受給者証が必要です。利用料金について
満3歳児になった最初の4月から、小学校入学までの3年間を対象に利用者負担額が無償化されたため、上限月額は0円となります。